今は気分が乗らないので休眠中です。


気分が乗っている時は、
寝ないで作り続けてしまいます。
それは、
「頑張って作品を完成させよう!」
と思って作っているのではありません。
「楽しすぎて時間を忘れて」いるんです。
この、粘土細工の楽しい時間を、
辞めるのががもったいなくて、続けちゃうんです。
後の事なんて考えていません。
変な言いかたになりますが、
寝ないで粘土細工をやっていて、
もし、それで、
命を落としても平気なくらいでした。
ただ、目の前の粘土細工に没頭しているんです。
そこまで夢中になってやっていると、
「コツ」をつかみやすいんです。
また、集中してやっているので、技術が向上します。
好きな事をやる時って、頑張ったりしません。
努力もしません。
好きな事って、楽しいから好きなんです。
楽しい事をしていれば、頑張る必要なんていらないんです。
苦手な事をする時は、
やはり努力しますし、頑張ります。

よく耳にする言葉で、
「さあ、みなさん頑張りましょう!」
というフレーズを聞きますが、
僕は、そのフレーズを、
「苦手な事に向かって頑張りましょう!」
というような解釈をしてしまいます。
潜在意識に、
「これから、苦手な事をするんだよ!」
と刷り込まれているような気がして嫌なんです。
「頑張ろう!」「ガンバレ!」という言葉は、
素敵な言葉でもありますが、
時に、
「人の足を引っ張る言葉」でもあるのかなって。

僕は若い時に大ケガを負って、
歩けない体になりました。
車イスを使って生活をしています。
若い頃は、よく声をかけられました。
「お兄ちゃん、頑張りや!」と言われるんです。
車イスを漕ぐ、僕を見て、
「頑張れ!」と言うんです。
そういう応援の声をかけて頂いて、
嬉しい反面、嫌な思いをする事も多かったです。
僕は、車イス生活にも慣れて、
不自由な身体ではありますが、普通に生活をしています。
何も頑張らなくても、普通に仕事をしていましたし、
普通に結婚生活も送っていましたし、
足が動かなくとも、
両手を使って自動車も運転していました。
それでいて、
「頑張りや!」と言われると、
何だか、
「そういう身体でも頑張りや!」と聞こえ、
更には、
「そういう身体」と解釈してしまうんです。
で、「そういう身体で悪かったな!」と、
何だか嫌な思いになるんです。

応援をして下さった方は、
そんなつもりで言った訳ではないです。
しかし、
僕には、そのように聞こえてしまうんです。
僕の心が小さいんでしょうね。
僕は、「頑張ろう」とか、
「頑張って」という言葉は使います。
でも、あまり使わないようにしています。
それよりも、
「楽しんでね♪」という言葉を使います。
楽しめば、
それが好きになります。
「好きこそ物の上手なれ」
その方が素敵でしょ。(o^―^o)ニコ
