「甘えている」という言葉が大嫌い

僕は48年の人生の中で、
何度か、
「甘えている!」
と言われたことがある。

大嫌いな言葉です。


この「甘えている!」
と言われる時というのは、
・大ケガで歩けない体になった時や、
・大きな病気を発症した時、

に多かったです。

そういう時というのは、
人生に失望してしまって、
心が重たくなっている時で、
愚痴がこぼれる時です。

僕の愚痴を聞いた相手が言うのです。
「それはお前が甘えているからだ!」と。

僕はスポーツ会系な人間です。
そこそこ耐えれる精神力はあります。

しかし、
人生を棒に振るような悲しい事が起きると、
やはり心が沈んでしまいます。

事故で、
歩けない体になって、
人生に失望した時は、
それはそれは心が重たかったです。

そんな時に、
「お前は甘えているんだ!」
と言われるのです。

傷口に塩を擦り込まれる気分です。


それがね、
自分と同じように、
辛い経験をして、
歩けない体になった人から、
「お前は甘えている!」と言われると、
温かい言葉が心に響くのです。


しかし、
何の苦労のしていない人間に、
ただ、
「甘えている!」という言葉を使うと、
カッコイイからという理由で、
「お前は甘えている!」
と言われると、
心に響くどころか、
言われた相手を殺してやりたくなります。

人を何だと思っているのだ?と。

他人の悲しみを利用して、
イイカッコしようとするなんて、
最低な人間だと思うのです。


だから、
簡単に、
「甘えている」
という言葉を使う人間を、
僕は信用しませんし、
そんな言葉に心が響くわけがないのです。



本当に、
僕のことを思いやってくれている人が、
「甘えているんだ!」
と言ってくれると、
心に響くのです。



3年ほど前に、
病気の苦しみと、
家族との折り合いが付かない事とで、
精神状態が崩壊していた時に、
僕はある男性スタッフに愚痴をこぼしてしまいました。

その時、
年配の男性スタッフが言いました。
「甘えているんですよ」と。

僕は目の前の、
男性スタッフを殺してやろうかと思いました。
それくらい腹が立ちました。


僕は病気の苦しみと、
不安とで精神状態が崩壊していました。

頼る所が無くて、
唯一、
頼れるところが家族でした。

その家族に頼ろうと、
家族に甘えようと、
家族に泣きつこうとしました。

しかし、
家族は僕を拒絶しました。

家族に甘えたくても、
甘えれなかったのに、

男性スタッフからは、
「甘えているんですよ」
と言われるのですからね。



患者が泣き言を言っている時、
「あなたは甘えているんだ!」
というと、
患者が我に返って、
前を向いた生活を取り戻す。

ああ、あの人は、
苦しんでいる患者に、
あえてキツイ言葉を投げかけて、
患者を奮い立たせた!

あのスタッフは、
凄く素敵な人だ!
カッコイイ人だ!

そんな風に思われたいのでしょうね。

偽りの言葉には、
そういう気持ちが伝わるのですよ。



偽善的な言葉に、
何の影響力はありません。

人を不愉快にさせるだけです。


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