患者からの感謝とお詫びとお願い

僕は慢性腎不全という病気を発症しました。
今年で4年目となります。

病気の治療は、
人工透析を受けることで、
問題なく生活が出来ています。

お世話になっている病院や、
医療現場の方々に感謝しています。

勿論、
家族や知人達にも感謝しています。


病気を発症した時は、
僕の場合ですが中毒症状を引き起こしていました。

呼吸がしにくくなって、
これはヤバイと感じて、
自分で救急車を手配しました。

病院に運ばれてすぐに入院となりました。

入院と同時に、
幻覚を見たり、
幻聴を聴いたりしました。
数日間、
昼も夜も続きました。

急遽、人工透析が始まりました。
中毒症状が和らいできて、
ようやく自分の置かれた状況が飲み込めてきました。


自分がこの先、
死ぬまで人工透析を受けないといけない。

僕は生きて行くのがしんどかった。

しんどいのに、
更にこんな病気になって、
人工透析を受け続けないといけなくなった。

自分の不摂生が招いた病気ですから、
他人に文句を言うのは筋違いです。

文句があるなら、
自分自身に言わないとね。


20歳の時に、
オートバイの事故で歩けない体になって、

32歳のときには、
動かない両足に床ずれが出来て、
両足を切断する。

そして45歳になって、
家でのんびり暮らしていると、
慢性腎不全で人工透析を受けることになる。

すべては、
自分が招いた事。

誰の責任でもない。
僕の責任です。


やるせなくてね。

毎日が。


それでも生きていますから、
生活をしないといけません。

新しい生活が始まります。

通院生活や、
食生活の見直し、
本当に大変でした。

家族との摩擦も起きました。
医療現場の人達とも摩擦が起きました。


言い訳ですが、
病気と向き合う姿勢がまだ出来ていない時に、
他人から、
あれやこれやと言われると、
こちらとしては苦しいのです。

病気に慣れて、
通院生活に慣れてきて、
初めて心に余裕が出来ました。


通院当初は、
人間関係で苦しみました。

それは、
病気に向き合おうとして苦しんでいたのと、
病気による苦しさの、
両方があったからだと思います。

身体がしんどいのです。
しんどいと、
まともな思考を持つことが出来ない事もありました。

異常な発言をしたと思います。
病気の責任にしたらダメかも知れませんが、
異常な言葉を発していたのは事実です。

体の中に溜まった毒素が、
心もまでも汚染したのかなって。


今でこそ、
病気と向き合えていて、
心に余裕頑張って持てますので、
人間関係が安定してきました。


僕は人生を、
大きく左右するような大ケガや、
大きな病気になりました。

その度に、
ケガや病気と向き合えるまでの期間がありました。

それを「受容期間」というそうです。

病気やケガで、
患者が現状を理解して、
今後の生活を、
病気やケガと向き合っていけるまでの、
準備期間が必要なのです。

こんな事を書くと、
それは、
「甘えてるんだ!」
という人もいるかも知れません。

甘えているんだ!という人は、
あなたは辛い事があっても、
甘えないで耐えれる人です。

困難な時に、
甘えないで耐え抜けた人でしょう。


しかし、
十人十色です。

弱い人もいれば、
強い人もいます。

全ての人が、
あなたのように、
甘えないでいれる、
あなたのような強い人間ではないのです。


他人に甘えれないで、
大きな病気と向き合えずに、
自ら命を絶つ人もいるのです。


人生に絶望し、
明日が見えない人が、
他人から、
「それは甘えてるだけだ!」
だなんて言われた日には、
もう生きて行く自信がなくなります。

その人を呪ってしまうでしょう。

誰もね、
「俺を慰めてくれ!」
とお願いしているのではないのです。

ただ、
現実と向き合えるまで、
「時間をください」
と願っているのです。


僕は20歳の時に、
歩けない体になりました。

もう28年も経ちました。

歩けないのが当たり前になっていて、
歩きたいとは思いません。

しかし、
病気と向き合えているか?
というと、そうでもないです。

この28年間、
「仕方ないな」
という思いで生きてきました。

病気と向き合うというより、
仕方がないと、
あきらめて生きてきました。


僕には、
病気や大ケガと、
向き合うって難しいです。

何年経っても、
向き合えないのかも。

だって、
家から1歩でも出ると、
現実が目の当たりにしますから。

15cmの段差があると、
その先へ進めないのですから。

歩道を車イスを漕いでいると、
自動車のドライバーから、
バスの乗客から、
色んな人から見られます。


僕が、
ジョニー・デップに似ているからではありません。


やはり、
見られる度に、
嫌な気持ちになりますからね。

それで下を向いて車イスを漕いでいると、
障害者は暗いと言われる。

上を向いて車イスを漕いでいると、
段差にひっかかって、
危険な目に合う。


そういったことで、
病気と向き合うには時間が必要ですし、
僕のように、
時間がいくらあっても足りない人もいる。

その人、
その人に必要な時間があるようです。

だから、
何も言わずに、
ほっておいてくれたほうが助かる場合があります。

困った時は、
助けを呼びますから。

だから、
黙ってほっておいてくれたらいい。

ただ、
黙っていて欲しい。


これが、
僕の考えていることです。

他の患者さんが、
どう思っているか?
その人その人の考え方がありますから。


ただ、
僕の気持ちを書かせて頂いた。

感謝とお詫びとお願いを。


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