本音と建前

言葉には、
「本音」と「建て前」
が隠されている場合があります。

友人と長電話をしているとき、
そろそろ電話を切りたいと思う時、
「あら、もうこんな時間だね」
という言葉を挟むことで、

相手は、
「ああ、そろそろ電話を切らないとね」
という意志の疎通のようなものがあります。


しかし、
それが解らない人もいます。
言葉の裏側が理解出来ないのです。


また、
自分の責任になるのが嫌で、
「相手を思う」「相手の為」
という事を口実に、
それをダシにして、
責任逃れをする人も多い。

例えばの話しですが、
患者に薬を飲ませる時に、
患者が薬を飲むのを拒んだとする。

しかし、
飲ませないと次の仕事が出来ない。
仕事が進まないし、
飲ませないと上司に叱られるし、
仕方がなく言うのです。

「飲まないと、病気が治らないですよ!」
「〇〇さん、あなたの為に言っているんですよ!」

思ってもいない事を言うのですから、
患者にもそれが伝わります。

本当に、
患者の事を思って言ってくださる方には、
心が伝わって来ます。

「あなたの為に!」
と言いつつ、
「早く飲めよ!仕事が進まないだろ!」
と言っているのです。

そういう本音と建前もあるのです。


善意の本音と建前があるように、
自分本位な、
本音と建前があるようです。


患者を思いやる振りをして、
サッサと仕事を済ませたい人もいる。

でも、
そこをあえて、
本音を言う方が、
患者は理解できる時もある。

本音で、

「薬を飲ませるのが私の仕事です」
「飲んでもらわないと私が怒られます」

このように、
患者にウソを言わずに本心を伝える方が、
患者は納得するものです。

それでも飲まない人はいるでしょうけれど。


思ってもいない事を言われて、
更に患者を怒らせるよりも、
事実を伝えた方が良い事もあるでしょう。

「あなたの為ですよ!」

とウソを付くと、
信用を無くします。

あいつは、
俺の事を思って言っているというけれど、
本心は、
仕事がはかどらないからだろ!
上司に怒られるからだろ!

患者は、
それくらい理解していますから。


本音と建前は、
使う、
時と場合と場所を選ばないと危険です。


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