野良犬

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~小説家になろう~ 「野良犬」 作者:高瀬浩司




子供の頃、
「野良犬にエサを与えてはいけない」
なんて言葉を、どこからとなく聞いたことがある。

「ちゃんと最後まで面倒をみれるのなら、
エサを与えるなり、飼ってやるなりすればいい」
というのが結論のようです。

何となく、
この気持ち?心理が解ります。

「犬側の側の気持ち」をです。

僕の人生、まさに野良犬でした。
1匹狼な暮らしが好きだったわけではなく、
何となく1人で居る時間が多かった。

声を掛けてくれる優しい人もいました。
でも、心を開くことはありませんでした。
人に期待して、
捨てられて、
孤独になったのですから。

もう2度と、人から捨てられたくないのです。
だから、生半可な優しさが偽善に思うし、
そっとしておいて欲しかった。

捨てられた人の気持ち、
辛さ、
悲しさ、
味わった人にしか分かりません。

最後まで、面倒を見切れないなら、
同情なんてしない方が良い。
自分を責めてしまう事にもなるから。

野良犬には野良犬の生き方がある。
野良犬が、
人に媚びたら、
野良犬でなくなる。
生きて行けなくなる。


僕は、ある女性に好意を持ってしまった。
でも、その女性には、
僕の好意が重荷になったようだ。

日に日に、僕に背を向ける日が多くなる。
まるで、僕を野良犬を扱うかのように。

飼えないのなら、相手にしちゃだめ。
余計な期待をさせたらだめ。

そう、背中が語っている。

好きな女性から背を向けられ、
そういった感情を読み取り、
悲しかったが、
僕は所詮、野良犬です。

それが宿命。
相手にされない方が良いのです。
だって、
野良犬ですから。

野良犬は、
野良犬な仲間を探すのが相応しい。

そうします。

もう、
背を向けられた、あなたの背中は見ません。







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